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ChatGPT広告の広告文の自動書き換えが10月30日からデフォルトでオン|事前の確認はできないまま!?

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注目のポイント

ChatGPT広告で、AIが広告文を自動で書き換える「クリエイティブの強化」が、2026年10月30日から新規・既存すべてのキャンペーンでデフォルトでオンになりました。書き換わるのは見出しと説明文、翻訳、画像のサイズ、そしてリンク先のURLです。当ブログでは10月20日にこの機能を取り上げ、まずオフにすることをおすすめしましたが、その設定が既定値として入った形になります。生成されたバリエーションを事前に確認する手段はなく、バリエーションごとの成果レポートもありません。オフにする場所はAds Managerの「Manage settings」です。あわせて、マルチ画像広告のオープンベータ、Shopify連携の国際展開、デスクトップでの広告枠の拡大も発表されました。

10月30日から何が変わったのですか?

「クリエイティブの強化(creative enhancements)」が、既定でオンになりました。対象は新規のキャンペーンだけでなく、すでに動いている既存のキャンペーンも含まれます。

この機能自体は、2026年9月16日に任意の設定として登場していました。キャンペーンの作成画面に出てくる「テキストのカスタマイズ」がそれにあたります。10月30日の変更は、その任意だった設定が既定値になったというものです。

すでにアカウント単位またはキャンペーン単位でオフにしていた広告主については、その設定が引き継がれます。何もしていなかったアカウントが、オンの状態に切り替わる形です。

参照元:ChatGPT Ads Turns On Automatic Ad Changes By Default(Search Engine Journal・2026年10月30日)

AIは具体的に何を書き換えるのですか?

OpenAIのヘルプによると、書き換わるのは次の4つです。

  • 見出しと説明文:書き換える、または新しく作る
  • 翻訳:広告文をユーザーの言語に訳す
  • 画像:広告フォーマットに合わせてサイズを変える
  • リンク先URL:広告主のサイト内で、より関連性の高いページへ誘導する

書き換えの材料になるのは、会話の話題、ユーザーの興味、既存の広告、そしてランディングページの内容です。バリエーションは事前に作られることも、会話の最中に作られることもあります。

4つ目のリンク先URLの変更が、運用者としては一番大きい変化です。指定したランディングページではなく、サイト内の別のページへ飛ばされる可能性があるということです。

事前に確認できるのですか?

できません。ここが今回の肝です。

生成されたバリエーションは、広告主の確認や承認を経ずにそのまま配信されます。Ads Managerにバリエーションごとのプレビューは表示されません。つまり、ユーザーが見ている広告が、自分が作った広告と違うものである可能性があります。

さらに、バリエーションごとの成果レポートもありません。OpenAI自身が「時間の経過による変化だけでは、クリエイティブの強化の効果を示すことはできない」と書いています。オンにした結果が良かったのか悪かったのかを、広告主側で切り分けて判定する手段がない状態です。

Ads Managerは現在もベータで、OpenAIは今後レポートや指標を追加する予定だとしています。

オフにするにはどうすればいいですか?

Ads Managerの「Manage settings」から、いつでも変更できます。

  • アカウント単位の設定が既定値として使われます
  • キャンペーン単位の設定は、アカウント単位の設定より優先されます
  • いったんオフにしても、あとからオンに戻せます

ただし制約が1つあります。設定は「強化」というひとまとまりで、テキストだけオン、リンク先だけオフ、といった個別の制御はできません。翻訳は使いたいがリンク先は固定したい、という切り分けは現時点ではできない作りです。

リンク先が変わると計測はどうなるのですか?

ここは公式に説明がありません。確かめてから運用する必要があります。

リンク先URLが変更されたときに、UTMパラメータなどの計測用の文字列が引き継がれるのかどうか、OpenAIのヘルプには記載がありません。特定のページを誘導先から除外できるかどうかも書かれていません。

当ブログでは10月20日に、ChatGPT広告の見出しと説明文をAIが自動生成する機能について、広告のリンク先にUTMパラメータを付けておけば計測は取れるという見方を書きました。ただし今回のようにリンク先URL自体が差し替わる場合、そのパラメータが残る保証はありません。

オンにして運用する場合は、ChatGPT経由のクリックが有料流入として計測できているか、着地したページが広告を受けられるページになっているかを、実際にクリックして確認することをおすすめします。

ほかに増えた機能はありますか?

3つあります。いずれも10月26日から30日にかけての発表です。

機能 内容 広告主の対応
マルチ画像広告 正方形(1:1)の画像を4〜6枚まで設定できる。全広告主にオープンベータで提供 必要。Ads Managerの「Ad format」で「Multiple images」を選ぶ
Shopify連携の国際展開 ChatGPT広告が使える全ての国で、Shopifyストアを連携できる。商品カタログと購買イベントを同期できる 必要。連携設定を行う
広告枠の拡大 デスクトップで、会話の幅をより広く使う新しい標準広告カードに変わる 不要。既存のキャンペーンと素材がそのまま使われる

マルチ画像広告は、目的が「リーチ」「クリック」「コンバージョン」の標準キャンペーンが対象です。画像はすべて同じリンク先に飛び、CTAは現時点で「Learn more」のみです。従来の1枚画像の広告も引き続き使えます。

参照元:OpenAI’s ChatGPT Gets Wider Ads, Multi-Image Ads Expands, Expansion & More(Search Engine Roundtable・2026年10月30日)

日本から出稿できるのですか?

できます。ChatGPT広告は2026年10月21日に26ヶ国が追加され、合計89ヶ国で使えるようになりました。日本はこの89ヶ国に含まれています。

今回追加された26ヶ国は、アルゼンチン、ボリビア、チリ、コロンビア、コスタリカ、ドミニカ共和国、エクアドル、エルサルバドル、グアテマラ、パナマ、パラグアイ、ペルー、プエルトリコ、ウルグアイ、ケニア、ナイジェリア、南アフリカ、セルビア、ウクライナ、アゼルバイジャン、バングラデシュ、カンボジア、カザフスタン、パキスタン、スリランカ、ウズベキスタンです。

日本は今回の追加分ではなく、すでに対象に入っていました。第三者の集計では2026年6月22日に韓国と同時に開始したとされていますが、この日付についてOpenAIの公式な記載は確認できていません。

OpenAIによると、広告の提供開始から約8か月で10万社を超える広告主がキャンペーンを出稿しています。広告が表示されるのはFreeプランとGoプランの利用者で、Plus、Pro、Enterpriseには表示されません。

参照元:Advertisers in 26 more countries gain ChatGPT ads, bringing the total to 89(PPC Land・2026年10月21日)

最後に

筆者としては、当面はオフにしておくことをおすすめします。機能そのものを否定しているわけではなく、いまは判定する材料がないためです。

理由は3つあります。1つ目は、生成されたバリエーションを事前に確認できないこと。2つ目は、バリエーションごとの成果が見られないため、良し悪しを判断できないこと。3つ目は、リンク先URLが差し替わったときの計測の扱いが公式に示されていないことです。

特にダイレクト通販の案件では、1つ目が効いてきます。広告文の表現そのものが法令の対象になる業種では、自分が書いていない文言が配信される状態は避けたいところです。

オンにして使う場合は、ランディングページの価格、キャンペーン、商品情報、在庫の状況を常に正確に保っておく必要があります。AIはランディングページの内容を材料に広告文を作るので、ページに古い情報が残っていると、それがそのまま広告文になります。

まずAds Managerの「Manage settings」を開いて、いまオンになっているかどうかを確認する。やることはそこからです。

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