注目のポイント
Google広告の見出し(ヘッドライン)で感嘆符「!」の使用が可能になりました。長らく見出しでは弾かれ続けてきた「!」ですが、実際に入稿したところ検索広告・P-MAX・デマンドジェネレーションで審査を通過しています。Googleからの正式アナウンスはなく、公式ポリシーの文言が静かに変更されたものと見られます。海外でも2025年4月頃から報告が出ており、日本でも同様に解禁されています。
目次
何が変わったのか——見出しの「!」が審査通過するようになった
Google広告では長年、見出し(ヘッドライン)に感嘆符「!」を入れると審査で不承認になっていました。説明文には1つまで許可されていましたが、見出しに関しては一切使用できないのが常識でした。
それが変わりました。実際に見出しに「!」を含む広告を入稿したところ、以下のキャンペーンタイプすべてで審査を通過しました。
・検索広告(レスポンシブ検索広告)
・P-MAX
・デマンドジェネレーション

「ここぞの一言に『!』を添えたいのに使えない…」とモヤモヤしていた方には嬉しい変化です。
Google公式ポリシーの変更点
参照元:Google Ads Advertising Policies – Punctuation and symbols
Googleの公式エディトリアルポリシー(Punctuation and symbols)を確認すると、以前は「見出しに感嘆符は使用不可」と明示されていましたが、現在のポリシーでは以下のような一般的な表現に変わっています。
・「Punctuation or symbols repeated consecutively(句読点の連続使用)」の禁止(例:flowers!!)
・「Punctuation or symbols that aren’t used correctly or for their intended purpose(正しい目的で使われていない句読点)」の禁止
つまり「見出しに感嘆符は禁止」という明示的な記載がなくなっており、1つの「!」を自然な文脈で使う分にはポリシー上問題ないように読み取れます。
ただし、見出し全体で使える記号の数には上限があるようで、むやみに盛ると弾かれるとのこと。あくまで「常識的に使う範囲なら大丈夫」というニュアンスで捉えておくのが安全です。
海外での報告——2025年4月から確認されている
参照元:Has Google quietly relaxed punctuation rules in ad headlines?(Adriaan Dekker、2025年4月14日)
オランダのGoogle広告専門家Adriaan Dekkerのブログでは、2025年4月にTristan van Duinが見出しに「!」を使った広告がSERPに表示されているのを発見したと報告しています。
「Normally against Google’s policies, it was approved and is live in the SERP(通常はGoogleのポリシー違反だが、承認されSERPでライブ配信中)」とされ、「Googleの歴史的に厳格な句読点ルールからの驚くべきシフト」と指摘されています。
なお、SERoundTableの2011年の記事では、過去にも一度「Google AdWords Now Allowing Exclamation Points In Titles」と報じられた経緯があり、解禁→再規制の歴史があります。今回は公式ポリシーの文言自体が変更されているため、恒久的な変更である可能性が高いと見ています。
「!」の使いどころ——解禁されたからこそ腕の見せどころ(主観)
そもそもGoogleが記号の多用を抑えてきたのは、広告があふれる中でユーザー体験を守るため、という背景があります。その上限にも納得です。
ただ、Google広告全体が「!」を盛り始め、検索結果が「!」であふれると、結局どれも目立たなくなってしまうという懸念はあります。ここぞの一撃だからこそ効くのであって、使いどころの設計はこれまで以上に腕の見せどころになりそうです。
「!」は緊急性や感情を一瞬で乗せられる便利な記号です。うまく使えばCTRの後押しになる一方、多用すると途端に広告っぽく・安っぽく見えてしまう諸刃の剣でもあります。
解禁されたからこそ、「使える自由」より「あえて使わない判断」のほうが差になるのかもしれません。
最後に
Google広告の見出しで「!」が使用可能になったことは、広告文のクリエイティブの幅を広げる歓迎すべき変化です。訴求の強弱やテンションを表現しやすくなります。
ただし、注意点もあります。
・連続使用(「!!」「!!!」)は引き続き不承認になります
・記号の総数に上限がある可能性があり、過剰な使用は弾かれます
・Googleからの正式アナウンスはなく、公式ポリシーの文言変更という形での解禁です
「!」は、ここぞという見出しに一撃で効かせるのが正しい使い方です。全見出しに「!」を入れるのではなく、CTRを上げたい特定の見出しに戦略的に使うことをおすすめします。

Web業界にて20年以上、大手から中堅代理店の顧問を請負。デジタルマーケティングを中心に、主に広告関係の教育や研修、コンペの相談に乗っています。またSEMのお役立ちツールもスクラッチで開発。現在も電通グループの顧問、Shirofuneのアルゴリズム作成補助など担当しており、年間100名以上を教育。皆さまに心から信頼されるパートナーであり続けるために日々研鑽しております。また、世界的権威のある One Voice Awards USA 2025 にも日本人としてノミネートされ、世界的なナレーターとしても活躍中です。


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