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P-MAXで検索パートナーが除外可能に|αテスト開始とアドフラウド対策への影響

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注目のポイント

P-MAXキャンペーンで検索パートナーをキャンペーン単位で除外できるαテストが開始されました。これまでP-MAXでは配信面のコントロールが限定的でしたが、今回のアップデートにより検索パートナーへの配信を意図的にオフにできるようになります。検索パートナーはアドフラウドの温床になりやすく、除外できること自体が大きなアドフラウド対策になります。なお、現時点ではαテストのため、すべてのアカウントに反映されているわけではありません。

何が変わりましたか?

P-MAXキャンペーンの設定画面に「Partners」という項目がαテストとして追加されました。ここで検索パートナーへの配信をオン/オフできます。

  • Search partners(検索パートナー) — Google以外の数百のウェブサイトで構成される検索ネットワーク。今回、除外が可能になった。

これまでP-MAXではGoogleが自動的に全チャネルに配信を最適化しており、広告主が検索パートナーを除外する手段はありませんでした。通常の検索キャンペーンでは以前から除外可能でしたが、P-MAXではこの選択肢がなく、運用者にとって長年の課題でした。

なぜ検索パートナーの除外が重要なのですか?

検索パートナーはアドフラウド(広告詐欺)のターゲットになりやすいことが、多くの運用者の間で知られています。

検索パートナーはGoogle以外のサードパーティサイトで構成されており、トラフィックの品質にばらつきがあります。ボットによる不正クリックや、意図しないインプレッションが発生しやすく、結果としてCPAの悪化や広告予算の浪費につながるケースがあります。

今回の除外機能は、P-MAXにおけるアドフラウド対策として非常に大きな意味を持ちます。

チャネル別パフォーマンスを確認する方法

除外判断をする前に、まずは現在のP-MAXキャンペーンでチャネル別のパフォーマンスを確認しましょう。

Google広告の管理画面で「分析情報とレポート」→「チャネルのパフォーマンス」を開くと、各チャネルのクリック数や比率を確認できます。

筆者のアカウントでは、検索パートナーの比率は0%でしたが、アカウントによっては検索パートナーの比率が大きく膨れるケースがあります。この比率が大きくなっているアカウントほど、CPAの悪化や無駄クリックが発生している可能性が高いため、除外の優先度が高いと言えます。

どんなケースで除外すべきですか?

すべてのアカウントで一律に除外すべきとは限りませんが、以下のケースでは除外を検討する価値があります。

除外を推奨するケース

  • コンバージョンポイントが浅い場合 — マイクロコンバージョン(ページビュー、スクロール、ボタンクリックなど)で最適化している場合、検索パートナーからの低品質トラフィックがコンバージョンとしてカウントされやすく、実質的な成果につながりにくい
  • チャネル別レポートで検索パートナーの比率が高い場合 — 全体の10%以上を占めている場合は、CPAへの影響を精査すべき
  • 不正クリックの兆候がある場合 — CTRが異常に高い、直帰率が極端に高い、コンバージョン率が著しく低いなどのシグナルが見られる場合

除外しなくてもよいケース

  • コンバージョンポイントが深い場合 — 購入完了やリード送信など、明確なコンバージョンで最適化しており、CPAが安定している場合はそのままでも問題ない
  • 検索パートナーの比率が極めて低い場合 — 0〜1%程度であれば、除外による効果は限定的

αテストの注意点

  • 現時点ではαテスト(ALFA表記)です。すべてのアカウントに表示されているわけではありません。今後βテストを経て全アカウントに展開される見込みです。
  • 設定はキャンペーン単位です。広告グループ単位での個別設定はできません。
  • 除外後のパフォーマンス変化を注視してください。検索パートナー経由で実際に成果が出ていたケースもあるため、除外前後でCPAやコンバージョン数を比較することをおすすめします。

最後に

P-MAXキャンペーンで検索パートナーが除外可能になるのは、多くの運用者が待ち望んでいたアップデートです。検索パートナーはアドフラウドのリスクが指摘されてきたチャネルであり、除外できること自体がアドフラウド対策の一環として機能します。

まずは自分のアカウントに「Partners」設定が表示されているか確認してみてください。表示されていなくても、チャネルのパフォーマンスレポートで検索パートナーの比率を把握しておくことで、全展開された際にすぐ判断できます。コンバージョンポイントが浅いアカウントでは、表示され次第オフにすることを筆者としては推奨します。

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