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Google検索広告とP-MAXで獲得の最大化をする「MaxMagic」とは!?

この記事は4分で読むことができます。

記事サマリー

この記事を読んでわかること

    • P-MAXと検索広告を連携させるMaxMagicの運用方法と設定手順

こんな方へオススメの記事

    • P-MAXと検索広告の両方を運用しているが、さらなる獲得数の最大化を目指したい方
    • P-MAXで獲得した検索クエリを検索広告でも活用したいと考えている方

この記事を実践するための準備

    • P-MAXと検索広告のキャンペーンを運用中であること
    • P-MAXの検索クエリレポートにアクセスできること

 

MaxMagicとは!?

MaxMagicとは、P-MAXで発掘した効果的な検索クエリを検索広告に入稿し、両者を連携させることで検索広告の獲得を最大化する手法です。両キャンペーンのデータを分析しながら、検索広告の獲得数の最大化と広告全体のリーチを伸ばすことが出来ます。

MaxMagicの運用方法と設定手順

 

Step①:検索広告とP-MAXのキャンペーンを買う

検索広告とP-maxでオークションが重複している状態です。DSA(動的検索広告)と同様にリーチが漏れているキーワードをP-MAXでまかないます。両キャンペーンを掲載してもオークション競合してCPCは上がることはありません。

Step②:P-MAXの検索クエリを検索広告で入稿する

P-MAXで獲れている検索クエリを検索広告に追加してリーチを伸ばします。P-MAXの検索クエリレポートのネックは、費用とCPAがわからないことです。しかし検索広告で買えば効果がわかるため、P-MAXよりもPDCAが回しやすくなります。

管理画面から「P-MAXキャンペーンを選ぶ>分析情報>検索語句に関する分析情報>詳細レポートを表示」します。

検索広告の効果的な運用方法はこちらを参考にしてください。

検索広告のプロが教える!部分一致の拡張&スマート自動入札&検索クエリの追加と除外で成果を加速させる秘訣

Step③:P-MAXの新規向け入札を利用してリーチを拡大する

P-MAXには新規向け入札機能というのがあります。こちらの記事を参照してください。

【新規ユーザー獲得戦略】Google広告の新規向けP-MAXを徹底解説

 

MaxMagic実施時の注意ポイント

注意①:P-MAX単体では検証せず、検索広告とP-MAX両方で評価する

P-MAXで獲得していた検索クエリが検索広告に移行して、一時的にP-MAXの成果が悪くなる可能性があります。新しいユーザー獲得までの学習期間が必要です。

注意②:検索広告のポテンシャルを確認する

検索クエリの獲得語句数が極端に少ない場合は、P-MAX経由の検索広告でも獲得が見込めません。しかし、検索広告の部分一致比率が少ない場合はオススメです。

注意③:P-MAXのベストプラクティスを順守する

こちらを参照してください。

P-MAXの完全攻略ガイド 2024年度版

 

よくある質問:P-MAXで獲れている検索クエリの中に、検索広告に既に入稿されたキーワードがある場合

回答①:検索広告がオークションに入れていない可能性がある

検索広告のキーワードが、日予算や広告ランクの制限を受けておりオークションに入れずP-MAXで掲載された。もしくは検索キャンペーンで地域ターゲティングを設定している、デバイスの調整比率で掲載されていない可能性があります。

回答②:オークションに入る優先順位の問題

P-MAXと検索キャンペーンにはオークションの優先順位があり、P-MAXが優先された可能性があります。

ユーザーの検索語句と完全に同じキーワード、または誤字が修正されたキーワードを含む検索キャンペーンが、P-MAX よりも優先されます。たとえば、検索語句が「配菅高」で、完全一致キーワード [配管工] と部分一致キーワード「配管高」の両方をアカウントで使用している場合は、完全一致キーワードが優先されます。ユーザーの検索語句と完全に一致するキーワードがどのキーワード マッチタイプにもない場合は、広告ランクの高いキャンペーンの広告が配信されます。
参照:アカウントの他のキャンペーンと P-MAX の連携の仕組み

回答③:P-MAXで類似検索クエリが掲載されている可能性がある

P-MAXの検索語句レポートは、用語がクラスタ化されて表示されています。例えば実際に表示された検索クエリのスペルミスや、1-2文字異なる検索クエリの場合でも、正しい表記の検索クエリとして表示されてしまいます。つまり類似検索クエリで表示されている可能性があります。

 

最後に

両キャンペーンを効果的に組み合わせることで、お互いの強みを活かしながら、リーチの拡大と効率的な運用が可能となります。ただし、注意点もあるため、データ分析を怠らずPDCAサイクルを回していくことが重要です。MaxMagicを適切に実践することで、検索広告の獲得数を大きく伸ばすことができるでしょう。

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