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P-MAXのチャネル別パフォーマンス推移が管理画面に登場|配信ネットワークの内訳を見ながら運用する重要性

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注目のポイント

P-MAXキャンペーンの管理画面に「チャネルのパフォーマンスの推移」グラフが新たに追加されました。表示回数・クリック数・費用・コンバージョン数・コンバージョン値を、チャネル別(検索・YouTube・ディスプレイ・マップなど)に時系列で確認できます。P-MAXは検索テーマ・オーディエンスシグナル・NCA(新規顧客獲得)・入札戦略を変えるだけで配信ネットワークの比率が大きく変わるため、この内訳データを見ながら運用することが極めて重要です。

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P-MAXに「チャネルのパフォーマンスの推移」グラフが追加されました


P-MAXキャンペーンの管理画面に、新しく「チャネルのパフォーマンスの推移」というグラフが登場しました。キャンペーンのパフォーマンスが時間の経過とともにどのように変化し、変動にどう反応するかを把握できます。「チャネルのパフォーマンス」タブから見ることが出来ます。

表示できる指標は以下の通りです。

  • 表示回数
  • クリック数
  • 費用
  • コンバージョン数
  • コンバージョン値

さらに、以下のフィルタで絞り込みが可能です。

すべての広告:P-MAX全体の推移(ショッピング+動画+その他すべて含む)
商品データを使用する広告:商品フィードを使った広告だけに絞り込んだ推移
動画を使用する広告:動画アセットを使った広告だけに絞り込んだ推移

動画を差し替えたタイミング、アセットグループを変更したタイミング、NCA配信など、設定変更ごとのチャネル別の変化がひと目でわかるようになりました。

なぜP-MAXの配信ネットワークの内訳を見ることが重要なのですか?

P-MAXは検索・YouTube・ディスプレイ・Gmail・マップなど、Googleの全チャネルに自動で配信されるキャンペーンタイプです。しかし「自動だから放置していい」は大きな間違いです。設定を1つ変えるだけで、配信先の比率が大きく変わります。

参照元:About Performance Max campaigns – Google Ads Help

具体的には、以下の設定変更がチャネル配分に影響します。

変更する設定 配信への影響
検索テーマの変更・追加 検索ネットワークの配信比率が変動する
オーディエンスシグナルの変更 ディスプレイやYouTubeへの配信比率が変動する
NCA(新規顧客獲得)の設定 新規ユーザー向けの配信が強化され、チャネル構成が変わる
入札戦略の変更(コンバージョン数の最大化→tROAS) ROASを意識した配信先にシフトし、比率が大きく変わる
動画アセットの差し替え YouTube配信の比率やパフォーマンスが変動する
アセットグループの変更 各チャネルへのクリエイティブ配信が再最適化される

だからこそ、設定変更のたびにチャネル別の内訳がどう変わったかを確認し、意図した方向に動いているかをチェックする必要があります。

検索テーマを変えるだけで配信ネットワークが変わる?

はい、変わります。筆者の運用経験からも、検索テーマの入れ方一つでチャネル構成が目に見えて変わるケースを何度も確認しています。検索テーマはP-MAXに対して「このキーワードに関連するユーザーを探してほしい」というシグナルを送る機能です。検索テーマを追加・変更すると、Googleの機械学習が「検索ネットワークでこのクエリに入札すべき」と判断するケースが増え、結果的に検索チャネルへの配信比率が高まることがあります。逆に、検索テーマを絞ると検索ネットワークの配信が減り、ディスプレイやYouTubeへの配信が相対的に増える傾向があります。

検索テーマは最大50個まで設定できますが、数を増やせばいいというものではなく、入れるテーマの「質」によって配信先の構成が変わるという点を理解しておく必要があります。

オーディエンスシグナルやNCAで配信はどう変わりますか?

オーディエンスシグナルはあくまで「シグナル(ヒント)」であってターゲティングではありませんが、筆者の感覚では想像以上にP-MAXの配信先に大きな影響を与えます。

参照元:About audience signals for Performance Max campaigns – Google Ads Help
参照元:About customer lifecycle goals – Google Ads Help

オーディエンスシグナルの影響

カスタマーマッチリストやリマーケティングリストを入れると、それに類似するユーザーへの配信が強化されます。結果として、ディスプレイネットワークやYouTubeでの配信比率が変わることがあります。

NCA(新規顧客獲得)の影響

NCAを有効にすると、P-MAXは新規ユーザーの獲得を優先する配信に切り替わります。これだけでチャネルの配分が大きく変わります。NCAには「新規顧客に高い入札」モードと「新規顧客のみに入札」モードの2種類があり、後者を選ぶと既存顧客への配信がほぼなくなるため、配信構成が劇的に変化します。

既存顧客へのリーチが必要な場合は、別キャンペーンを立てて対応する必要があります。

入札戦略を変えると配信比率はどれくらい変わりますか?

筆者が最も注意すべきだと考えているのが、この入札戦略の変更です。これは本当に大きく変わります。

コンバージョン数の最大化 vs tROAS

「コンバージョン数の最大化」は文字通りコンバージョンの「数」を追いかけるため、比較的安いCPCで取れるチャネル(ディスプレイなど)にも積極的に配信される傾向があります。

一方、tROAS(目標広告費用対効果)に切り替えると、ROASの高い配信先に予算が集中します。eコマースの場合、ショッピング面や検索ネットワークに比率がシフトし、ディスプレイへの配信が大きく減少するケースが多いです。
この変化はアカウントによって異なりますが、入札戦略の変更はP-MAXにおいて最もインパクトの大きい設定変更の一つです。変更後はチャネル別推移グラフを必ずチェックしてください。

内訳を見て何をすべきですか?チャネル別の運用アクション

チャネル別の内訳データを見たら、次のアクションに繋げることが重要です。

ディスプレイネットワークの比率が高すぎる場合

アカウント単位でプレースメント除外を行いましょう。P-MAXはキャンペーン単位でのプレースメント除外ができませんが、アカウント単位の除外設定は有効です。低品質なサイトやアプリへの配信を絞ることで、ディスプレイの質を改善できます。

YouTube配信の比率が高すぎる場合

こちらもアカウント単位でYouTubeチャンネルやコンテンツの除外が可能です。ブランドセーフティの観点からも、不適切なチャンネルへの配信は除外すべきです。

検索ネットワークの配信比率が非常に高い場合

検索ネットワーク経由の配信が大半を占めている場合、以下の対応を検討しましょう。

・アドフラウドツール(Spider AFなど)を導入して不正クリックを検知する
・検索語句レポートから、意図しないクエリでの配信がないか確認する
・配信先ドメインを確認し、検索パートナー経由の低品質な配信を特定する
P-MAXは「自動配信」だからこそ、内訳データを見ながらアカウント単位で除外設定を一つずつ積み上げていく地道な運用が求められます。

P-MAXのチャネル配分に影響する設定変更の一覧

運用の中でチャネル配分が変わるタイミングをまとめました。以下の設定変更を行ったときは、必ずチャネル別推移グラフをチェックしてください。

設定変更 確認すべきポイント
検索テーマの追加・削除 検索ネットワークの比率の変化
オーディエンスシグナルの変更 ディスプレイ・YouTubeの比率の変化
NCA(新規顧客獲得)のON/OFF 全チャネルの配分変化、新規vs既存の比率
入札戦略の変更(最大化→tROAS) ショッピング・検索への集中度合い
動画アセットの差し替え YouTube配信比率とVTR(視聴率)の変化
アセットグループの追加・変更 各チャネルへの配分の再最適化
商品フィードの変更 ショッピング面の配信比率の変化

最後に

P-MAXの「チャネルのパフォーマンスの推移」グラフの追加は、運用者にとって待望のアップデートです。これまでP-MAXは「中身がブラックボックス」と言われてきましたが、チャネル別の配信推移が可視化されたことで、設定変更の影響を時系列で追えるようになりました。

P-MAXは自動だからこそ、データを見ながら一つずつ調整を積み上げていく運用が必要です。検索テーマ、オーディエンスシグナル、NCA、入札戦略——どれか一つ変えるだけでも配信ネットワークの比率は変わります。「設定を変えたら内訳を見る」を習慣にして、P-MAXを自分のコントロール下に置きましょう。

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