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記事サマリー
この記事を読んでわかること
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- P-MAXのチャネルレポートの重要性と今後の運用可能性
こんな方へオススメの記事
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- P-MAXの効果を改善したい方
この記事を実践するための準備
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- Google広告アカウントとP-MAXキャンペーンの運用経験
目次
P-MAXチャネル別レポートの重要性
待ちに待ったレポートが出てきました!P-MAXのチャネル別レポート機能の追加は非常に大きな変更です。これまでチャネルネットワークの内訳を確認するにはGoogle Adsスクリプトを使う必要がありましたが、今後はデフォルトで利用可能になります。ただ、表示形式はかつてのユニバーサルアナリティクスのようなフローマップ型の視覚化データとなり、やや曖昧な表現になる可能性があります。数週間以内にローンチされているということで、2025年度6月には見れていることを期待しています。
参照:Channel performance and more reporting coming to Performance Max
チャネル別レポートの効果的な運用のためのポイント
新しいレポート機能では、検索枠、YouTube枠、Discover枠、Gmail枠、ディスプレイ枠、検索パートナーとGoogleマップといった全チャネルにわたるパフォーマンスを確認できます。アセットレベルのレポートも強化され、インプレッション、クリック、費用などの指標が追加されます。これにより、どのアセットタイプやテーマが最も効果的かを理解し、次に作成すべきものを優先順位付けできるようになります。
あくまで推測ですが、この新機能によって個別のネットワークの買い付けをする動きが出るかもしれません。例えば、動画枠が良ければDemand Gen施策を検討したりといった具体的なアクションにつなげられます。MAXMAGICは検索広告で獲りましょうという流れでしたが、各チャネルでも同様のことが起こりそうな気がします。カバレッジを拡げて、獲れるところへ予算をアロケーションする良い流れかもしれません。その意味ではP-MAXのチャネル可視化は待望の機能となります。
最後に
「P-MAXはマーケティングの再現性が出来ない」という風潮がありますが、これはもう正しい認識ではないのかもしれません。Googleは広告主からの要望を聞き、P-MAXにチャネル別レポート機能を追加しました。機能が実装されれば、より詳細な分析と戦略的な決定が可能になります。やはり声を上げることは非常に重要だと感じました。

Web業界にて20年以上、大手から中堅代理店の顧問を請負。デジタルマーケティングを中心に、主に広告関係の教育や研修、コンペの相談に乗っています。またSEMのお役立ちツールもスクラッチで開発。現在も電通グループの顧問、Shirofuneのアルゴリズム作成補助など担当しています。皆さまに心から信頼されるパートナーであり続けるために日々研鑽しております。皆様に直接お会いし、お話しできる機会がありましたら、SEMの運用コンサルから無料相談まで、ぜひお気軽にお声がけください。