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記事サマリー
この記事を読んでわかること
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- P-MAXのブランドガイドラインの機能概要と、ブランド要素の自動検出の仕組み
- 必須設定項目(ビジネス名・ロゴ)と任意設定項目(フォント・カラー)の具体的な設定方法
こんな方へオススメの記事
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- P-MAXで自動生成広告を活用しているが、ブランドイメージの一貫性に不安がある方
この記事を実践するための準備
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- P-MAXキャンペーンを利用していること(または利用予定があること)
目次
P-MAXのブランドガイドラインとは!?
P-MAXにおけるブランドガイドラインは、自動生成されるYouTube動画アセットやGoogleディスプレイネットワーク上のレスポンシブディスプレイ広告において、一貫したブランド表現を実現するための機能です。
ブランドガイドラインの概要
P-MAXでは、Google AIがランディングページのURLからブランド要素を自動的に推測・抽出します。広告主は必須項目であるビジネス名とロゴ、そして任意項目のフォントやカラーを設定することで、自社ブランドの世界観を維持しながら自動生成される広告を展開できます。
特筆すべきは、この機能によってブランド要素の管理が一元化され、一度設定した内容を複数のキャンペーンで活用できる点です。これにより、広告運用における作業効率が大幅に向上し、より戦略的なマーケティング活動に時間を割くことが可能になります。
自動生成アセットでの活用方法
ブランドガイドラインを活用することで、YouTubeの自動生成動画とGoogle ディスプレイネットワーク上のレスポンシブディスプレイ広告において、一貫したブランドイメージを維持することができます。
具体的には、設定したブランドフォントやカラーが各広告フォーマットに反映され、視覚的な統一感が生まれます。ただし、すべてのクリエイティブタイプでガイドラインの完全な適用が保証されているわけではありません。システムは可能な限り設定を反映しようとしますが、広告フォーマットの特性や技術的な制約により、一部適用されない場合もあることを理解しておく必要があります。
利用要件について
現在(2024/10/29付け)、ブランドガイドライン機能はベータ版として提供されており、利用にはいくつかの要件があります。まず、Google広告のインターフェース言語が英語である必要があります。また、当然ながらP-MAXを利用していることが前提条件となります。
ただし、この機能は地域によって段階的に展開されているため、要件を満たしていても即座に利用できない場合があります。アカウントに機能が表示されない場合は、その地域ではまだサービスの提供が開始されていない可能性が高いため、定期的な確認が推奨されます。
クリエイティブ別の適用範囲
ブランドガイドラインは主に2つの広告フォーマットで活用できます。
- 自動生成されるYouTube動画
- Google ディスプレイネットワーク上のレスポンシブディスプレイ広告
これらのフォーマットでは、設定したブランド要素が可能な限り反映されます。ただし、すべてのクリエイティブタイプで完全な適用が保証されているわけではありません。各フォーマットの特性や技術的な制約により、一部の要素が適用されない場合があることを理解した上で、運用を行うことが重要です。
このように、P-MAXのブランドガイドラインは、効率的な運用とブランド価値の向上を両立させる強力なツールとして機能します。適切に活用することで、広告運用の質を高めながら、作業効率の向上も実現できます。
P-MAXのブランドガイドラインの設定と管理
P-MAXにおけるブランドガイドラインの設定は、キャンペーン作成時だけでなく、作成後や既存のアセットグループの編集時にも行うことができます。ここでは、具体的な設定方法と各要素の管理について解説します。
管理画面のアクセス方法
ブランドガイドラインへのアクセスは、主に3つのタイミングで可能です。1つ目は新規キャンペーンの作成時、2つ目は既存キャンペーンへの新しいアセットグループ作成時、そして3つ目は既存アセットグループの編集時です。いずれの場合も、P-MAXの設定画面からアクセスでき、柔軟な管理が可能となっています。
必須設定項目(ビジネス名・ロゴ)
ブランドガイドラインにおいて、ビジネス名とロゴは必須の設定項目です。ビジネス名は広告全体で統一された表記を維持するために重要で、入力された名称が自動生成される広告アセット全体で使用されます。
ロゴについては、最大5つまでの画像をアップロードすることができます。複数のロゴバリエーションを登録することで、様々な広告フォーマットや表示サイズに最適なロゴを使用することが可能です。これらは最終URLから自動検出された場合、事前に入力された状態で表示されます。
任意設定項目(フォント・カラー)
フォントとカラーは任意設定項目ですが、ブランドの視覚的一貫性を保つ上で重要な要素です。フォントはYouTube動画やディスプレイ広告のテキスト表示に適用され、カラーは広告全体の色調を決定します。メインカラーと予備カラーを設定することで、より柔軟な表現が可能になります。
Google AIによる自動検出の仕組み
Google AIは、最終URLからブランド要素を自動的に推測・抽出します。例えば、ビジネス名やロゴが検出された場合は自動的に事前入力されます。また、フォントやカラーについても推奨値が提示されますが、これらは手動で確定または変更する必要があります。
同じ最終URLを再利用する場合、過去に使用したブランドプロフィールの設定値が自動的に適用されます。ただし、すべての要素が検出できるとは限らず、その場合は手動での設定が必要になります。この自動検出機能により、設定作業の効率化と一貫性の維持が実現できます。
最後に
TikTokなど他のプラットフォームでも、クリエイティブの疲弊を防ぐための自動制御機能が実装され始めています。こうした動きからも、広告運用の自動化が業界全体のトレンドとなっていることがわかります。
特に自動生成クリエイティブにおいては、ブランドイメージの崩壊が大きな懸念点でした。しかし、各媒体が提供するブランド管理機能によって、その不安は徐々に解消されつつあります。P-MAXのブランドガイドラインも、自動化とブランド保護の両立を実現する解決策として、今後ますます重要性を増していくことでしょう。

Web業界にて20年以上、大手から中堅代理店の顧問を請負。デジタルマーケティングを中心に、主に広告関係の教育や研修、コンペの相談に乗っています。またSEMのお役立ちツールもスクラッチで開発。現在も電通グループの顧問、Shirofuneのアルゴリズム作成補助など担当しています。皆さまに心から信頼されるパートナーであり続けるために日々研鑽しております。皆様に直接お会いし、お話しできる機会がありましたら、SEMの運用コンサルから無料相談まで、ぜひお気軽にお声がけください。