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記事サマリー
この記事を読んでわかること
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- GA4に新しくベンチマーク機能が追加される予定であること
- ベンチマーク機能を使用することで、自社のパフォーマンスを同業他社と比較できること
こんな方へオススメの記事
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- デジタルマーケティング戦略の立案や最適化に取り組んでいる方
- 自社のウェブサイトやアプリのパフォーマンスを業界標準と比較したい方
この記事を実践するための準備
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- GA4のアカウントを設定し、データ収集を開始していること
目次
ユニバーサルアナリティクスのベンチマークとは!?
ユニバーサルアナリティクスのベンチマークレポートは、自社のウェブサイトやアプリのパフォーマンスを同業他社と比較できる機能です。この機能を使用することで、業界内での自社の位置づけを把握し、改善点を見出すことができます。
ベンチマークレポートでは、1,600以上の業種から適切なものを選択し、さらに地域やサイトのトラフィック量で絞り込むことができます。これにより、規模や地域が近い競合他社と比較が可能となります。
比較可能なデータには、デフォルトチャネルグループ(ソーシャル、オーガニック検索など)、地域、デバイス(PC、モバイル、タブレット)などが含まれます。主な指標としては、セッション数、新規セッション率、平均セッション時間、直帰率などがあります。
この機能を活用することで、業界標準と自社のパフォーマンスを比較し、戦略の立案や目標設定に役立てることができます。また、トレンドの分析や、特定の施策の効果を業界全体と比較して評価することも可能です。
参照URL:ベンチマークについて
GA4のベンチマークレポートがリリース予定
GA4のベンチマーク機能は、ユニバーサルアナリティクス同様に自社のパフォーマンスを同業他社と比較できるようにするものです。この機能を利用するには、管理設定の「アカウントの詳細」セクションにある「Modeling contributions & business insights」を有効にする必要があります。
新しいベンチマーク機能では、ユーザーの業界や事業の特性に基づいて形成された「ピアグループ」との比較が可能になります。データは24時間ごとに更新され、常に最新の業界動向を反映します。
参照ページ:New Google Analytics 4 Benchmarking Data
最後に
GA4のベンチマーク機能は、デジタルマーケティング戦略を立案する上で非常に有用なツールとなります。私個人的には、有料検索の比較も可能であるという点です。
競合分析にはSemrushなどの専門ツールや、媒体へ競合比較レポートを出してもらうという手法が用いられてきました。しかし、GA4のベンチマーク機能は、これらのツールに並ぶもう一つの選択肢として考えることができます。自社のデータを直接活用できる点や、Google提供のサービスならではの精度の高さが期待できる点は、大きな利点といえます。
この機能を効果的に活用することで、有料広告戦略の立案や最適化、さらには業界内での自社の位置づけの把握など、幅広い用途に役立てることができます。競合他社との差別化ポイントの発見や、新たな市場機会の特定にも役立つ可能性があります。
Web業界にて20年以上、大手から中堅代理店の顧問を請負。デジタルマーケティングを中心に、主に広告関係の教育や研修、コンペの相談に乗っています。またSEMのお役立ちツールもスクラッチで開発。現在も電通グループの顧問、Shirofuneのアルゴリズム作成補助など担当しています。皆さまに心から信頼されるパートナーであり続けるために日々研鑽しております。皆様に直接お会いし、お話しできる機会がありましたら、SEMの運用コンサルから無料相談まで、ぜひお気軽にお声がけください。