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検索広告向け リマーケティング リスト(RLSA)の落とし穴について

まず、RLSAとは何か?について記載致します。Awordsヘルプから引用します。

▼以下引用(GoogleAdwordsヘルプより引用)
検索広告向けリマーケティングリストは、以前に広告主様のサイトを訪問したことがあるユーザーを対象に検索広告キャンペーンをカスタマイズするための機能です。該当するユーザーが Google で検索しているとき、そのユーザーに合った広告を表示したり、入札単価を調整したりできます。

たとえば、広告主様のサイトを訪れたユーザーが何も購入しないで離脱した場合、検索広告向けリマーケティング リストを使用すれば、それらのユーザーが Google 検索で何か探しているときに自社商品をアピールできます。その際、以前に一度は広告主様のウェブサイトを訪問したユーザーであることを考慮して入札単価を 設定したり、広告を作成したり、キーワードを選択したりできます。こうしたカスタマイズを行うために必要なのが、検索広告向けリマーケティング リストなのです。

 

つまり、リマーケティングのリストを利用して、Googleの検索結果に追跡型の広告を出稿出来るということです。もちろん、キーワード連動なので、リストに対して何のキーワードで露出するか、入稿する必要があります。さて、最近ですがこのRLSAで二つほど質問を頂きました。

  1. 何故、普通のリマーケティングリストとリストサイズが違うの?
  2. 最近、リスト数が減っているのだが、何故?

まず、1番目について見てみましょう。リストサイズ
リストのサイズ(Google検索)と書いているのが、RLSAのリストです。リストのサイズ(ディスプレイネットワーク)と書いているのが、リマーケティングで使うリストです。このリストサイズの差なのですが、実はカラクリがあります。

▼リストのサイズ(Google検索)
Googleの検索経由のリストしか溜まりません。また、GoogleのSSL経由のリストは溜まりません。つまり、Adwordsの検索広告と非SSLのオーガニック経由でしか、リスト数は溜まりません。もちろん、閲覧開始ページにタグが埋まってなければリストは溜まりません。

▼リストのサイズ(ディスプレイネットワーク)
タグを踏んだ全てのユーザーがリスト化されます。

リマーケティングリストの違いについてはわかったと思います。次に、リスト数が減っている原因は、GoogleオーガニックのSSL化が進んでいるからです。

SSL比率直近ではあまり変わりませんが、半年以上前に比べるとどんどんSSL化が進んでいることがわかります。RLSAのリストが減っている原因は、まさしくこれです。未来訪~来訪~コンバージョンなどのユーザーをリスト分けして配信しても、実はRLSAに限っては綺麗にモチベーションを分けられるわけではありません。

Googleの非SSL化のリストが溜まるだけです。プランニングや運用の際には、ご注意ください。

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