色々な見解がございますが、広告と解析士の両方からの観点で記載致します。一番ベストな振り方は、広告運用と絡めて別途お話をしますが、最低限のトラッキングコードの付与方法を記載致します。誤った認識で振る方が多いと聞きますので、最低限覚えて頂きたい事項になります。
▼utm_source
⇒SEO経由のトラフィックの場合は、「yahoo」としてGoogleAnalytisには表示されます。yahoo媒体だけの情報を取り出したいときに、余計なコードを付けると集計しにくくなります。
▼utm_medium
⇒GoogleAnalytics が有料検索と認識出来るコードは、数種類しかありません。「cpc」にしておくと、GoogleAnalyticsが有料検索として認識します。他のコー ドを振った結果オーガニック(SEO)扱いになってしまいますと、GoogleAnalyticsのアドバンスセグメントで、「有料検索のトラフィック」 という素晴らしい機能があるのに、活用しきれなくなります。
▼utm_content
⇒特に振る必要はありません。複数の代理店で管理している場合は代理店コードを振ると良いでしょう。
▼utm_campaign
⇒「001_石黒堂_指名」がキャンペーン名であれば、「001」と振ると良いでしょう。UTF8にエンコードして振ってもいいですが、ユーザーによっては気持ちが悪いので辞めましょう。理由は下記です。
ほ とんどのブラウザではデコードされた状態で、アドレスバーに表記されます。ユーザーからしてみれば、何の情報が取られているのかと思うので、不安になると 思います。エンコードしてもユーザーに広告色が強くない名前で振りましょう。しかし、GoogleAnalyticsは日本語のデコードを失敗して、文字 化けすることが多いので、英数字にした方が文字化けがありません。
▼utm_term
⇒これも「utm_campaign」と同様に振らない方が良いです。ユーザーからしてみれば気持ちが悪いです。「utm_term」は、振らなければ検索クエリ(実際に検索したキーワード)を自動で取得してくれるので、除外キーワードやキーワード追加に便利です。
理 由も一緒に記載しましたが、納得頂けたでしょうか。サイトを見ていても謝った認識でトラッキングコードを振っている場合が多いです。今回は初級編でした が、次回はYahoo!リスティング広告を大幅に改善するための、上級編のトラッキングコードの振り方を、別途記事にします。
また、代理店コードを振る理由もちゃんと書いてませんが、複数の代理店で管理しているのでGAの管理画面を解放出来ないということも良く聞きます。実は代理店毎のデータだけの解放も可能なんです。
売上も追っているので代理店には見せられませんなども聞きますが、これを対処が可能なんです。
広告と解析の両輪からアプローチ出来るWEBマーケッターが多くなって頂ければ、幸いにございます。