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【デマンジェン広告】画像が自動で複数の動画に変換される「アセット最適化」|2025年10月31日の期限までに決めること

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記事サマリー

この記事を読んでわかること

    • 課金方式の混在リスクと10月31日までの判断基準

こんな方へオススメの記事

    • デマンジェン広告で課金方式の変化に不安を感じている広告主

この記事を実践するための準備

    • Google広告の管理画面へのアクセスと現在設定の把握

デマンジェン広告の2025年8月27日以前のイメージ広告が自動対象に。複数アスペクト比の動画が自動生成される仕組み

2025年8月27日より前に作成されたデマンジェン広告のすべての単一イメージ広告は、Google側の判断により自動的に「アセット最適化」の対象となります。つまり、あなたが何もしなくても、既存の画像広告から複数のアスペクト比に対応した動画が自動で生成されるということです。

この機能が有効になると、元々のバナー広告の画像とテキストアセットを使用して、縦型(4:5)、スクエア(1:1)、横向き(16:9)など、あらゆるアスペクト比の動画がGoogle AI によって自動生成されます。生成された動画は、YouTube、YouTube ショート、Discover、Gmail、Google ディスプレイネットワークなど、幅広いチャネルに配信される予定です。

メリットは動画の制作工数をかけずに、複数フォーマットの動画でリーチを拡大できるため、キャンペーンのパフォーマンス向上が期待できます。ただし、この機能はあくまでGoogle側の判断で自動適用されるため、事前の確認と対応判断が必要です。

参照:自動生成される動画広告について

10月31日までに確認必須|デマンジェン広告のアセット最適化を無効化するか有効のままにするか!?

10月31日までに確認必須。デマンジェン広告のアセット最適化を無効化するか有効のままにするか、判断のポイントになります。わたしは初動はオフを推奨しています。

ここで一番大事なのが課金方式の話です。現在クリック課金で回している広告に動画が加わると、その動画はインプレッション課金になります。同じキャンペーン内で課金方式が混在するわけです。

YouTube動画はインプレッション課金、既存のバナー画像はクリック課金。この状態で放置していると、10月31日に動画配信が始まった途端に、クリックがなくても費用がどんどん増えていきます。予算が目に見えて変わることになります。

もう一つ気を付けるべきがディスプレイ設定です。ディスプレイネットワークをオンのままだと、低質なプレースメントに大量のインプレッションが流れて、効果の薄い費用消化になりやすい。オフにすればYouTubeやDiscoverといった質の高い配信面に集中できます。

つまり、今決めないといけないことは三つ。現在の課金構造を正確に把握する。動画が加わった時の予算シミュレーションをする。ディスプレイをオンのままにするかオフにするか決める。これを10月31日までにやっておかないと、11月から想定外の費用が発生する可能性があります。

配信面 バナー・イメージ広告 動画広告
YouTube クリック単価(CPC) インプレッション単価(CPM)
YouTubeショート 対応なし インプレッション単価(CPM)
Discover クリック単価(CPC) インプレッション課金/クリック課金
Gmail ティーザークリック(広告を開く)のみ課金 ティーザークリック(広告を開く)のみ課金
GDN クリック単価(CPC) 対応

参照:デマンド ジェネレーションに関するよくある質問

最後に

P-MAXも含めて動画広告の自動生成が始まっています。また生成AIでも動画を簡単に作れる時代になってきたので、来年あたりには動画素材を入稿していないという広告主も減ってきているのではと思っています。

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