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記事サマリー
この記事を読んでわかること
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- Google トレンド APIの基本機能・従来との違い
こんな方へオススメの記事
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- マーケティング担当者・市場調査を効率化したい方
この記事を実践するための準備
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- Googleアカウント・API申請用の事業計画書
目次
Google トレンド API で検索データを自動取得!従来との違いとは?
Google トレンド API を使えば、これまで手作業で行っていた検索トレンドの調査を自動化できます。通常のGoogle トレンドサイトでは、ブラウザで画面を開いて手動でキーワードを入力し、グラフを見ながらデータをコピーする必要がありました。しかし、APIを使えばプログラムで自動的にデータを取得し、大量のキーワードを一度に分析できるようになります。
従来のGoogle トレンドサイトでは最大5つのキーワードしか比較できませんでしたが、APIなら数十個のキーワードを一気に比較可能です。また、過去5年分のデータを日別・週別・月別で取得でき、地域ごとの検索傾向も簡単に把握できます。データは自動で取得されるため、定期的なレポート作成や継続的な市場調査が格段に楽になります。
参照元:Google トレンド API アルファ版への早期アクセスを取得する
フォーム(アルファ版)から申請してデータを取得しよう
現在、Google トレンド API はアルファ版として提供されており、利用するには専用フォームからの申請が必要です。申請が承認されれば、APIキーが発行され、プログラムからデータにアクセスできるようになります。
取得したデータの活用方法は無限大です。過去からのデータを継続的に蓄積することで、競合他社の検索トレンドと自社の動向を比較分析できます。 例えば、競合商品名の検索数の変化を追跡し、新商品発売のタイミングや市場シェアの変動を把握することが可能です。
また、ビッグワードの長期的な変遷を観察することで、業界全体のトレンドや消費者の関心の移り変わりを捉えることができます。 大きなキーワードの検索推移を分析すれば、次に来るトレンドを予測したり、マーケティング戦略の方向性を決めたりする際の重要な指標として活用できるでしょう。
最後に
Google トレンド API は、従来の手動作業を自動化し、より深い市場分析を可能にする画期的なツールです。大量のキーワード比較、継続的なデータ蓄積による競合分析、ビッグワードの変遷追跡など、これまで困難だった分析が手軽に行えるようになります。現在はアルファ版での提供ですが、どんな風にデータが落ちるのか楽しみです。

Web業界にて20年以上、大手から中堅代理店の顧問を請負。デジタルマーケティングを中心に、主に広告関係の教育や研修、コンペの相談に乗っています。またSEMのお役立ちツールもスクラッチで開発。現在も電通グループの顧問、Shirofuneのアルゴリズム作成補助など担当しています。皆さまに心から信頼されるパートナーであり続けるために日々研鑽しております。また、世界的権威のある One Voice Awards USA 2025 にも日本人としてノミネートされ、世界的なナレーターとしても活躍中です。