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記事サマリー
この記事を読んでわかること
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- AI MAX導入による完全一致・フレーズ一致の拡張実態
こんな方へオススメの記事
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- 精密なキーワード管理を重視する広告運用者
この記事を実践するための準備
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- Google広告アカウントの管理者権限
目次
検索キャンペーンにAI MAXを導入したら完全一致とフレーズ一致のキーワードがインテントマッチほど拡張
これまで完全一致やフレーズ一致で設定していたキーワードが、AI MAX導入後は明らかに異なる動作を示すようになりました。検索クエリを確認すると、マッチタイプの表示が「AI MAX」となっており、従来の完全一致やフレーズ一致とは明らかに異なる拡張のされ方をしています。
具体的には、完全一致で設定したキーワードであっても、そのキーワードとは関係のない検索語句で広告が表示されるケースが発生しています。これは従来のインテントマッチング機能がデフォルトでオンになっているためと考えられます。興味深いことに、既にインテントマッチを利用していたキャンペーンについては大きな変化は見られませんでした。
つまり、完全一致とフレーズ一致を厳密に管理していた広告主ほど、AI MAX導入時は注意が必要ということになります。
また、Googleがスマート自動入札(tCPA、tROAS)とAI MAXの相性が良いと説明していることからも、AI MAXの本質はインテントマッチレベルの拡張機能であることが裏付けられます。
AI MAX導入後に消えてしまったキャンペーン設定
インテントマッチキーワードが無くなりました、つまりAI MAXをオンにするとインテントマッチになるということかと思います。
また、テキストの拡張は「自動作成アセット」のことで、こちらも消えていました。
最終ページURLは「動的検索広告」のことかなと推測しています。
AI MAXを導入すると更にシグナルが増えるのかも?
まだデータとして出ておりませんが、AI MAXをオフにしようとするとこんなポップアップが出てきます。アセットの最適化や広告グループでの検索語句とのマッチングなどのGoogle AI機能というのが気になります。
すべてをくっつけたので、「インテントマッチ+自動作成アセット+動的検索広告=AI MAX」よりも強力な機能になっているはずだと思うので、引き続き成果をウォッチしていきます。

Web業界にて20年以上、大手から中堅代理店の顧問を請負。デジタルマーケティングを中心に、主に広告関係の教育や研修、コンペの相談に乗っています。またSEMのお役立ちツールもスクラッチで開発。現在も電通グループの顧問、Shirofuneのアルゴリズム作成補助など担当しています。皆さまに心から信頼されるパートナーであり続けるために日々研鑽しております。皆様に直接お会いし、お話しできる機会がありましたら、SEMの運用コンサルから無料相談まで、ぜひお気軽にお声がけください。
また、世界的権威のある One Voice Awards USA 2025 にも日本人としてノミネートされ、世界的なナレーターとしても活躍中です。