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Google広告のP-MAXキャンペーンにデバイスターゲティングが追加

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記事サマリー

この記事を読んでわかること

    • P-MAXの新デバイスターゲティング機能

こんな方へオススメの記事

    • Google広告の運用担当者

この記事を実践するための準備

    • デバイス別分析データの収集

P-MAXキャンペーンの新機能 デバイスターゲティングとは!?

Googleは最近、Performance Max(P-MAX)キャンペーンにデバイスターゲティングオプションを導入しました。これにより、広告主はキャンペーンレベルで以前は利用できなかった詳細な制御が可能になりました。新しいターゲティングオプションはP-MAXキャンペーン設定内に表示され、特定のデバイスタイプを含めたり除外したりする機能を提供します。

この新機能により、広告主は4つの異なるデバイスカテゴリーをターゲットにできるようになりました。

  • コンピューター:画面の対角線が7インチを超えるデスクトップまたはラップトップデバイス
  • 携帯電話:電話機能を持つ携帯端末
  • タブレット:電話機能のないモバイルデバイス
  • テレビ画面:スマートTV、ゲーム機、Chromecastなどのストリーミングデバイス(ディスプレイおよびビデオキャンペーンでのみ利用可能)

参照:Google Ads adds device targeting to Performance Max campaigns

マーケターにとってのメリットと活用方法

この新機能により、マーケターはデバイス固有の戦略を作成できるようになり、ROIとキャンペーンパフォーマンスの向上が期待できます。これまでGoogleの「ブラックボックス」自動化に対して広告主が感じていた長年の不満に対処するものでもあります。

主に、BtoB案件での利用が期待でき、PCでのコンバージョンの質が良い傾向があるので、モバイルやタブレットからのトラフィックを除外ができます。検索キャンペーンなどは、スマート自動入札でも入札の調整比率を入れることができるのですが、P-MAXでは出来ません。その点では極端な施策になますがCPAが悪いデバイスがあるのであれば、除外という手段も悪くないかもしれません。

参照:入札単価調整の要件(個別入札戦略)

最後に

P-MAXキャンペーンへのデバイスターゲティング追加について、「自動化に任せればいい」という声もありますが、私はそうは思いません。全てが自動で最適化されるなら、マーケターの仕事は不要になるはずですが、現状はそうではありません。

私たちマーケターの仕事は説明責任を果たすことです。「P-MAXは知らないけど、AIでうまくいっています」では仕事になりません。AIの動きを観察し適切に調整することで、他の媒体でも活かせる再現性のある知見を得られるのです。

この意味で、デバイスターゲティングの追加は良い施策だと思います。特にB2Bのお客様に対しては、より効果的なデバイス戦略を展開できる可能性が広がります。AIと人間が適切に役割分担することで、より効果的なマーケティング活動が実現できるでしょう。

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