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記事サマリー
この記事を読んでわかること
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- YouTubeショート動画の最大長が60秒から3分に拡張される
- P-MAXキャンペーンで横型動画から縦型動画と短尺版が自動生成される新機能が追加された
こんな方へオススメの記事
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- YouTube広告を活用して販促活動をしている広告主
- ショート動画マーケティングに興味がある企業やマーケター
この記事を実践するための準備
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- P-MAXキャンペーンの設定を確認し、新機能が利用可能かチェックする
- 既存の動画素材を見直し、ショート動画広告に適した内容を選別する
目次
P-MAXで縦型動画が自動生成される設定のアップデート
Google広告のP-MAXキャンペーンに新機能が静かに追加されています。この機能更新は、多くの広告主に気づかれないまま、ステルス的に展開されているのが特徴です。
具体的には、P-MAXキャンペーンにおいて、アップロードされた動画素材から自動的に縦型動画を生成する機能が導入されました。さらに、長い動画素材から短いバージョンの動画も自動生成されるようになりました。これらの機能は、事前の大々的な告知なしに実装され、現在、順次各アカウントに適用されています。
英語を訳すと、「拡張: Google が追加の垂直バージョンと正方形バージョン、および追加の短いバージョンを作成して、アップロードされた動画を拡張できるようにします。」と記載されています。
YouTubeショート動画に適した縦型フォーマットへの広告配信
P-MAXの縦型動画の自動生成機能により、広告主はショート動画向けに最適化されたコンテンツを簡単に作成でき、追加の制作費用なしで新たな広告機会を活用できます。P-MAXは、この機能を通じてYouTubeショート動画のインプレッションの拡大をし、広告主にとってのユーザー接点のひとつにしようとしています。
YouTubeショート動画が3分に拡張し動画広告の配信が拡大される!?
YouTubeが大きな変更を発表しました。2024年10月15日より、YouTubeショート動画の最大長が従来の60秒から3分に拡張されます。この変更は、クリエイターとビューアーの双方に影響を与える重要なアップデートです。
- アスペクト比が正方形または縦長で、長さが3分以内の動画が「ショート」として分類されるようになります。
- 2024年10月15日以降にアップロードされた動画に適用されます。それ以前にアップロードされた動画は変更されません。
- 3分以内のショート動画は、ショートフィードからのショート動画収益分配モデルで収益化できます。
- 1分を超えるショート動画で、第三者からの有効なContent ID申し立てがある場合、その動画は全世界でブロックされます。
- 1分以内の動画では従来通りYouTubeショートのオーディオライブラリの音楽が使用可能ですが、1分を超える動画ではYouTubeオーディオライブラリのロイヤリティフリーの音楽のみが使用可能です。
この3分拡張に伴い、P-MAXの縦型動画自動生成機能がより重要になってきます。この機能により、広告主はショート動画向けの広告を簡単に作成できるようになり、YouTubeショートでの広告展開が格段に容易になります。
従来の横型動画素材を自動的に縦型に変換し、さらに短尺版も生成することで、広告主は追加の制作コストなしでショート動画広告市場に参入できます。これにより、YouTubeショートでの広告露出が増加し、より多くのユーザーにリーチできる可能性が高まります。
最後に
自動生成された広告が意図したメッセージを正確に伝えているか、ブランドの品質基準を満たしているかを確認することが重要です。この新機能を活用しつつ、広告内容の質を維持することが、効果的なショート動画広告戦略の鍵となるでしょう。今までの経験上では自動生成された動画は質が悪いものが多いので、目視での確認が必須と言えます。
Web業界にて20年以上、大手から中堅代理店の顧問を請負。デジタルマーケティングを中心に、主に広告関係の教育や研修、コンペの相談に乗っています。またSEMのお役立ちツールもスクラッチで開発。現在も電通グループの顧問、Shirofuneのアルゴリズム作成補助など担当しています。皆さまに心から信頼されるパートナーであり続けるために日々研鑽しております。皆様に直接お会いし、お話しできる機会がありましたら、SEMの運用コンサルから無料相談まで、ぜひお気軽にお声がけください。